シャクヤク 滝の粧(たきのよそおい)

シャクヤク 滝の粧(たきのよそおい)

植物分類

ボタン科ボタン属

原産地

中国
モンゴル
朝鮮半島北部

花言葉

恥じらい 内気 はにかみ 謙遜 慎ましやか

名前の由来

中国名の「芍薬(シャクヤク)」にちなむ
芍には良い味という意味があり、当時は名前の通り、薬として利用されていた花

生葉の出回り期

5月~6月 

生花の日もち

5~7日間程度

生花の選び方

茎が太くしっかりしているもの
つぼみが丸く膨らんでいるもの

シャクヤク 滝の粧

シャクヤク 滝の粧(たきのよそおい)とは

ごくごく淡いピンク色が印象的なシャクヤク、滝の粧。昭和44年に新種登録した滝沢種苗の名から、この名前が付けられたと言われています。その後、可愛らしい見た目が切り花に向いていると、全国で栽培されるようになりました。

シャクヤクは、種類によってそれぞれ香りが違うのですが、滝の粧はみずみずしいキクのような芳香です。爽やかな香りが、初夏のじめじめとした空気を吹き飛ばしてくれるでしょう。

「立てばシャクヤク座ればボタン、歩く姿はユリの花」という、女性の美しい所作を表す言葉がありますが、滝の粧はまさに、このことわざにぴったりの装いと言えるでしょう。江戸時代に出版されたことわざ辞典にはすでにこの言葉があり、今なお使い続けられています。

存在感のある品種のため、1輪挿しでもアレンジメントでも楽しめます。和風、洋風どちらにも合うため、幅広い場面で目にする機会があるでしょう。葉ものとの相性も良いため、シャクヤクをメインに、周囲をグリーンで彩れば、清々しいアレンジが完成します。

満開を過ぎると花が落ちますが、それまでは花びらが落ちることなくしっかりと咲き誇るシャクヤクは、ドライフラワーに向いています。滝の粧のような薄いカラーのシャクヤクは、次第に茶色みを帯び、やさしくナチュラルな姿を見せてくれるでしょう。

開花期と梅雨時期が重なりやすいため、天気の良い日を見逃さず、乾燥させます。タイミングが合わない場合は、エアコンのドライ機能や除湿器を利用して、湿度を減らしてあげましょう。

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