カーネーション
植物分類
ナデシコ科ナデシコ属
原産地
南ヨーロッパ
西アジア
花言葉
純粋な愛 感動 熱愛 集団美など
名前の由来
ラテン語の「iCorona (冠)」に由来
華やかな花の形が、王者の頭へ乗せる花冠にふさわしかったため
生花の開花期
4~6月 9~11月
生花の日もち
1~3週間程度(種類による)
生花の選び方
ギザギザ部分に傷がなく、色鮮やかで茎がしっかりと太いもの。
ガクにはりがあり、変色していないもの
カーネーションとは
母の日に贈るプレゼントとして、人気の高いカーネーション。
4月の後半に入ると、街のいたるところでカーネーションの切り花や鉢植え、プリザーブドフラワーなどを目にします。
一輪咲きやスプレー咲き、ダイアンサスのようなものなど、さまざまな花の形があり、色の種類も多いため、それぞれにちなんだ花言葉が多く生まれているのも特徴です。
美しいお花ですので、カーネーションを贈れば喜ばれそう、と安易に考えがちですが、カラーによっては贈り物として、おすすめできない花言葉もあります。送る相手や用途に合わせて色を選ぶと良いでしょう。
主な色別の花言葉はこちらです。
赤 母への愛
ピンク 熱愛 感謝
白 尊敬 生きている愛情
黄色 友情 軽蔑
オレンジ 熱烈な愛 純粋な想い
紫 気高い 気品 誇り
青 永遠の幸せ
どの色のカーネーションも素敵ですが、贈り物にする場合は、軽蔑の意味が含まれる黄色は選ばない方が無難です。
このカーネーションですが、母の日の贈り物として選んでいるのは日本人だけではありません。その歴史は20世紀のはじめ、アメリカのウェストバージニア州へとさかのぼります。
この地へ住んでいたのはアンナ・ジャービスという女性。彼女の母が亡くなった時、生前愛していた白いカーネーションを教会へ捧げたのだそうです。
さらに、教会へ集まった参拝者へもカーネーションを配ったことから、母への愛や感謝を伝える花として、世界中に広まっていきました。今では、世界中で5月の第2日曜に、母親へカーネーションが贈られています。なお、日本へ伝わったのは明治時代と言われています。
香りが良く、カラフルなカーネーション。
国内ではキクの次に出荷数が多いお花です。母の日だけでなく、自宅用やお見舞い用、手土産、仏花など、幅広い場面をカーネーションで彩れば、数多くの嬉しい笑顔に出会えそうです。