エリンジウム(エリンジューム)
植物分類
セリ科エリンジウム属
原産地
ヨーロッパ
小アジア
南・北アフリカ
花言葉
秘密の恋 秘めたる愛 無言の愛 光を求める
名前の由来
ギリシャ語の古名「eryggion(エリギオン)」にちなむ
トゲのある葉を指す言葉で、その後、エリギオン、エリンギウム、エリンジウムと変化
生花の開花期
6~8月
生花の日もち
1週間程度
生花の選び方
トゲにしっかりとハリがあるもの
花だけでなく、茎や苞まで鮮やかな発色のもの
エリンジウム(エリンジューム)とは
中心に小花、それを取り囲むようにトゲのある葉が包み込む、見ていて楽しい姿のエリンジウム。銀と青を混ぜたような光沢のある金属的なビジュアルが、神秘的な印象を周囲へ与えます。
夏場に旬を迎えるエリンジウムは、暑い季節に涼しさを伝えてくれる花としても人気です。日本では、マツカサアザミ、エリマキアザミと呼ばれることもあります。
アメリカでは、葉の形状が柊に似ていることから「シーホーリー」の名で親しまれているエリンジウム。葉の形と、海のように深い青色から、こう呼ばれるようになりました。
エリンジウムは、スーパーで目にするエリンギとも深い関係があります。名前の似ている両者ですが、エリンジウムの枯れた根からエリンギが生えてくるため、花の名を取ってエリンギと名付けられました。
鋼のように堂々と立つボディは他者を除外するような強いイメージです。秘めた恋、無言の愛、といった花言葉は、この花や葉の持つ強固さからでしょう。
以前は鉢植えがメインでしたが、近年は切り花やフラワーアレンジメントの花材として見かけることが多くなりました。
鮮やかなシルバーやブルーが良く映え、また色落ちしづらいことから、ドライフラワーとしても愛されている花です。初心者でも失敗しにくく、1本置くだけで部屋の雰囲気をがらりと変える力があるなど、人気が高まっています。
鉢植え、花束、ドライフラワーなど、どのようなアレンジでも美しい姿を見せてくれるエリンジウム。インテリアとしてそっと添えれば、部屋全体が気品あふれる佇まいとなるでしょう。