アンスリウム
植物分類
サトイモ科アンスリウム属
原産地
熱帯アフリカ
西インド諸島
花言葉
恋に悶える心 煩悩 情熱 強烈な印象 飾らない美しさ 旅立ち
名前の由来
ギリシャ語で花を表す「anthosaura(アンサス)」と、尾を表す「oura(オウラ)」にちなむ
苞の部分から出ている花部分が、動物の尻尾のようにみえることから
生花の開花期
5月~10月
生花の日もち
2~3週間程度
生花の選び方
仏炎苞に光沢があるもの
葉に傷や変色がないもの
アンスリウムとは
赤やピンク、オレンジ、白、紫、緑などのカラーがあるアンスリウム。私たちが楽しんでいる鮮やかな色の部分は花ではなく、サトイモ科の植物が持つ仏炎苞と呼ばれる部分です。花は中心にある軸のような部分に、小さくまとまって咲いています。
主にこの仏炎苞を楽しむタイプの花種で、しっとりと光沢のあるハート型が様々なアレンジメントで活躍してくれるでしょう。600種類以上もの品種が登録されていますが、最近では、ピンク×グリーン、白×グリーンなど、色がミックスされている複色タイプも人気があります。
ハワイの花というイメージが強いアンスリウムですが、原産地は熱帯アフリカや西インド諸島です。ハワイで見かけるアンスリウムは、原産地から輸入したものを挿し木や株分けで増やしたもので、自生はしていません。
その形にちなんでバレンタインには、チョコレートではなく、アンスリウムのブーケを贈るのが習慣です。日本でも、大切な人へ贈る花としてよく選ばれています。
温かい気候を好む植物ですが、直射日光は苦手な品種です。屋内で鑑賞すると長く美しい姿を眺められるでしょう。葉脈の美しさにも定評があり、葉だけを楽しむタイプの品種もあります。
初心者向けのドライフラワー用花材としても知られています。乾燥させることで、枯葉のような風合いに変化していくでしょう。茶色を生かしたナチュラルなアレンジによく添えられます。そのもののカラーを残したい場合は、ドライフラワー専用の乾燥材を使用しましょう。