アジサイ
植物分類
アジサイ科アジサイ属
原産地
日本
東アジア
北アメリカ
花言葉
浮気 移り気 冷酷 辛抱強さ
名前の由来
アジは、小さいものが集まることを指す「あづ(あぢ)」にちなむ
サイは、青色を表した「真藍(さあい)」から
二つを合わせ古くは「あづさヰ(あぢさヰ)と呼ばれていた
生花の開花期
6月~10月
生花の日もち
1週間程度
生花の選び方
花びらにハリがあり発色が良いもの
葉の色が鮮やかで上を向いているもの
アジサイとは
古くから日本で愛されてきたアジサイ。旬の季節には淡い緑色から紫紅色へと変化していく様を楽しむことができます。最近では、ピンクやホワイト、グリーンのアジサイをよく見かけますが、これは江戸自体の末期、ドイツ人医師であるシーボルトがヨーロッパへアジサイを持ち帰り、その後品種改良されたものです。
この逆輸入されたアジサイは西洋アジサイと呼ばれ、ピンクやホワイトに咲いた後、グリーンへ変化していきます。また、秋になり褐色や赤に変化したものを秋色アジサイと呼び、アンティークカラーのフラワーアレンジメントには欠かせません。
「浮気」や「移り気」という花言葉は、花色が変化していく様子にちなんでつけられました。また開花期が長いことから、「辛抱強さ」という花言葉も生まれています。
一輪でも十分見ごたえのあるアジサイ。生け花では、主役としてはもちろん、剣山を隠すように足元へあしらうアレンジも人気があります。アジサイは水揚げが良くないため、切り口を焼く、割りを入れるなどの処置を行っておきましょう。吸い上げた水を逃がさないよう、不要な葉を取り去っておくとさらに長く楽しめます。
ドライフラワーにしやすい花種ですが、もっとも多く咲き誇る梅雨時期のアジサイは、水分を多く含んでいるため、途中でカビが生えてしまう場合があります。大気中にも湿気が多い時期ですから、ドライフラワーを作るなら秋色アジサイが出回る9月以降がおすすめです。